起業家として、絶対的に必要なものは、
「信頼」です。
私自身も「ぜんぶつともこの取扱説明書」に
書きましたが、
信頼は何よりも大事なことだと思っていました。
このことを確信したのは、
TBSドラマ「陸王」と観たとき。
登場人物には、風間俊介さんが演じる、
埼玉中央銀行の融資担当 坂本が登場します。
資金繰りに悩む足袋製造会社「こはぜ屋」の四代目社長 宮沢に、
坂本は新規事業の立ち上げをアドバイス。
宮沢は足袋の技術を使ったランニングシューズの開発を始めます。
そんな宮沢を坂本は応援しますが、
銀行の支店長や坂本の上司は、融資をして
こはぜ屋の新規事業が失敗したときに、
損害をかぶるわけにはいかないと、
リストラ案を提示します。
銀行は、顧客の中手企業ではなく、
自分たち銀行のことしか考えてないんですよね。
けれども坂本は、いつもこはぜ屋の味方でした。
寄り添い、最善策のために行動してくれて、
こはぜ屋のことを一番に考えていてくれた。
この坂本の姿を見て、
起業家として一番大切なのは「信頼」だと実感したのです。
私は、起業家として活動するうえで、
風間俊介さんが演じる坂本のようになろうと思いました。
お客さんに寄り添い、
お客さんにとって一番メリットになることを考え、
いつでも応援する人になろう。
いや、そうならなければいけないんです。
ドラマを観て、起業家としての正しい姿を学ぶことができました。