家庭でもできるSDGs~食品ロスを減らして無駄をなくし、お金を守る

持続可能な開発目標「SDGs」。テレビやネット、雑誌などで、色とりどりの四角い17の目標の図を見たことがあるのではないでしょうか?

SDGsでは、 2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す17のゴールと169のターゲットを掲げています。なかでも17のゴールには、家庭でも実践できるものがあることをご存じですか?

今回は17のゴールの中から、「目標12 つくる責任 つかう責任」を取り上げてみたいと思います。

私たちは毎日お茶碗1杯分の食品を捨て続けている?

世界中では、たくさんの資源やエネルギーを使って、さまざまなものを大量生産しています。そして、私たちは生産されたものを日々、大量消費しているのです。この大量生産・大量消費は、実は地球に大きな負荷をかけています。

なかでも、大量生産・大量消費の代表的なものといえば、食品です。今、大きな問題となっているのが食品ロスです。農林水産省の令和元年度推計値によると、日本では年間約570万トンの食品ロスが発生しています。それを国民1人あたりに換算すると、年間で約45kgの食品ロスを発生させていることになります。これは、毎日お茶碗1杯分の食品を捨て続けていることと同じことです。この量の多さは、とても気になりますね。

食品ロスが発生する理由は?

では、どうして食品ロスが発生するのでしょうか?その理由は、さまざまです。

・食べ切れず捨てる
・食材の食べられる部分を捨てる
・消費期限が過ぎて捨てる
・賞味期限が過ぎて捨てる
・料理を作り過ぎて食べ切れず捨てる  など

まだ食べられるのに捨てるケース、または、期限が過ぎて捨てるケースの2通りがあるのです。

食品ロスと無駄遣いをなくすためにやっておきたいこと

私たちは食品を買うときにお金を使っています。それなのに、食品を捨ててしまうということは、お金を捨てているのと同じです。つまり、家庭で食品ロスを発生させると、同時にお金の無駄遣いも発生させていることを忘れてはいけません。

特売品だからといって買い過ぎてしまうと、全部使い切れないことがあります。食品は使う分だけを買うようにすれば、無駄な出費は生まれないのです。また、買ったものは必ず使い切ることも大事です。いつも冷蔵庫や食品を保管する棚などを整理して、在庫として持っているものがひと目でわかるようにしておきます。料理をするときも、いつも新しく食品を買うのではなく、家の在庫で持っているものを代用できないか考えてみるのもいいですね。さらに、料理は食べ切れる分だけを作り、もし余ってしまったら、次の日にアレンジして食べ切ったり、冷凍保存して後日食べたりして、無駄に捨てないようにしたいです。

そして、いつでも確認する習慣を持ってほしいことがあります。それは、消費期限と賞味期限です。消費期限は食べられる期間です。それを過ぎたら廃棄しなければいけなくなります。ここで無駄を発生させないように、消費期限はいつでもチェックして、必ず期限内に食べ切りましょう。賞味期限はおいしく食べられる期間のことです。消費期限と異なる点は、賞味期限が過ぎたからといって食べられなくなるわけではないということです。賞味期限も常にチェックして、期限が近づいてきたら意識して料理に使うようにしたいですね。また、消費期限や賞味期限が近づいている食品は、トレーなどにまとめて冷蔵庫などの手前に置いておくと、ひと目で確認できるので、使い忘れをなくせます。

食品ロスを減らして貯蓄のできる家計へ

ぜひ忘れないようにしたいのは、食品ロスはお金の無駄遣いをしているということです。食品は使う量だけを買うようにしていれば、無駄な出費はしないで済みます。無駄な出費がなくなれば家計は安定し、貯蓄ができるようになります。そして同時に、SDGsの目標12にも貢献できることになります。いつもスーパーのかごに買う商品を入れたときから、私たちには“つかう責任”が発生します。買ったものは最後までちゃんと使い切る。このことは常に頭の中へ入れておきたいです。また、冷蔵庫など食品の保管場所はいつでも整理整頓をして、在庫品がひと目で見渡せるようにしておくことで、食品ロスを防げます。食品ロスは家計と直結しています。大事なお金を守るためにも、私たち1人ひとりの心がけと習慣で、食品ロスを減らしていけるように頑張っていきたいですね。

 

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