家庭でもできるSDGs~リビングやトイレで節電アクション

持続可能な開発目標「SDGs」は、今、多くの企業で取り組まれています。でも、これは企業だけの話ではありません。家庭の中には、私たちでも取り組めることが満載です。

今回は、リビングやトイレなどですぐ始められる節電アクションをご紹介します。

CO2排出量削減のカギを握る「電力」

温暖化を防ぎ、地球環境を守るためには、二酸化炭素(CO2)の排出量を減らすことが重要です。日本でのCO2排出量のうち、約14%は家庭から出ています。そして、家庭からのCO2排出量の半分は、「電力」が発生源になっているのです。そんなことから、私たちは暮らしの中で、積極的に節電していくことが必要なのかもしれません。

リビングで節電アクション

リビングは家族が集まる場。だから、エアコンや照明、テレビなど家電製品を使う頻度が多い場所になります。家電のほとんどは電力で動きます。CO2排出量を削減するカギを握るのは電力です。特に、これから夏に向けて、電力の消費量は増えていきます。また、今年(2022年)は国を挙げて節電が呼び掛けられています。そこで、リビングでの節電アクションとして、次のようなことに取り組んでみてはいかがでしょうか。

エアコンの節電アクション

エアコンは多く電力を使う家電の1つです。特に夏は、熱中症対策としてエアコンの活用が必要になってきます。その際、節電するためにはエアコンを効率よく使っていきたいものです。そこで、次のような節電アクションをおすすめします。

・エアコンのフィルターは月に1,2回は掃除する
・扇風機やサーキュレーターを同時に使って、冷風を循環させる
・夏の設定温度は、基本28度
・レースカーテンやすだれを活用して、直射日光が部屋に当たらないようにする
・風量は自動設定にする
・頻繁にスイッチを入れたり止めたりしない(スイッチを入れるときに電力を使うから)
・室外機の周りを片付ける
・室外機によしずなどで日よけをする

まだまだできる節電アクション

節電アクションは、エアコンの他にもできることが多々あります。リビング以外の部屋もチェックしてみましょう。

・使っていない部屋の照明は消す
・テレビを付けている時間を1日1時間減らしてみる
・レースカーテンで直射日光を避ける
・家族の生活スタイルにあわせて、電気の契約プランを見直す

節電アクション・トイレ編

トイレでも、節電アクションとしてできることがあります。

・温水洗浄便座の設定温度は季節によって調節する。夏場はoffでも大丈夫
・トイレの蓋はしめる
・旅行へ出かけるときは、温水洗浄便座の電源を消す

夏は「デマンドレスポンス」による節電キャンペーンがおすすめ

電気の使用量を予測して発電量を調整するしくみを「デマンドレスポンス」といいます。節電が欠かせない今、電力会社や新電力の各社が、節電キャンペーンを実施しています。たとえば、東京電力は「夏の節電チャレンジ2022」、東京ガスは「節電キャンペーン」、Looopでんきは「Looop DRプログラム」、北陸電力は「みんなde節電チャレンジキャンペーン 2022夏」、ソフトバンクでんきは「エコ電気アプリ」など、各社さまざまなキャンペーンを展開しています。ぜひ契約している電力会社のキャンペーンをチェックしてみてください。

節電キャンペーンに参加すると、節電量に応じてポイントがもらえます。そのポイントは、Tポイント、dポイント、nanacoポイント、Pontaポイント、WAON、PayPayポイントなどに交換できます。ただし、交換可能なポイントは電力会社によるので、参加する会社のホームページで確認してみてください。

夏の電力不足が懸念される2022年の夏。あなたにできることで節電アクションにチャレンジしませんか?そして、電力会社や新電力が実施する節電キャンペーンに参加してポイントをもらえば、モチベーションにもつながります。今年の夏はポイントを貯めながら、楽しく節電アクションに取り組んでいきたいですね。

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